
イミダペプチドが注目されたのは、
産官学連携の研究プロジェクトからです。
厚生労働省が1999年に行った疫学調査によって日本人がとても疲れていることが発覚し、
その疲れの正体を突き止めること、
そしてその対策をするためのプロジェクトが立ち上がったのです。
そこで元気の源と言われている成分を徹底的に研究し、
イミダペプチドはその中でも特に優れた効果のある成分と判断されました。
この栄養成分は、渡り鳥の胸肉に多く存在していることが分かっています。
その鳥の名前は「キョクアジサシ」というもので、
1年間に8万km以上もの移動をしています。
それだけの移動を支えている成分が、
疲労回復効果の高いイミダペプチドだったのです。
イミダペプチドはどんな成分なのか
カルノシンとアンセリンが含まれているこの成分は、
高い抗酸化能力があると立証されています。
酸化は細胞にとっての大敵で、疲れの原因にもなっています。
しかし高い抗酸化能力を持った成分が効果を発揮し続けることで、
筋肉の疲労を防ぎ細胞が傷つくことから守ってくれます。
人間の体内にもこの成分はあります。
人間はとても頭を使う生き物で、
それによって脳はどんどん消耗していきますが、
イミダペプチドが脳の損傷を防いでくれているのです。
始めから体内にあるなら問題ないのではないかと思うかもしれませんが、
残念ながら加齢によってどんどん体内から失われてしまいます。
しかし外部から取り込むことによって、
脳を始めとした身体のさまざまな疲労を回復してくれるわけです。
イミダペプチドは食事やサプリメントから摂取
先ほど紹介したキョクアジサシ以外にも、
鶏の胸肉にこの栄養成分は含まれています。
そのため、日々の生活の中で鶏胸肉を多めに食べるようにすれば、
自然と効果が発揮されていきます。
もちろん食事での摂取意外に、サプリメントを使う方法もあります。
人間の体内にはさまざまな栄養成分が含まれており、
それらの成分が上手く働くことで健康状態を維持しています。
しかし加齢などが原因でその成分が失われれば、
どんどん身体が弱っていくのです。
サプリメントなら誰でも手軽に摂取ができるので、
自分の身体に必要な成分を知り、しっかりと補っていくようにしてください。